DX1がWindows10でいきなり動かなくなった問題

知ってる人は知っているかと思いますが、私はErgodex DX1というキーボードでWoWやその他のゲームをしています。
http://ergodex.com/mainpage.htm

この製品はErgodexという小さな(?)メーカーの物ですが、RazerやLogitechといったメジャーなメーカーにはない、「自由なレイアウト」と「プログラマブル」を両立させたスグレモノです。 ただし、Windows 7以降、ドライバのサポートがされておらず、SDKを使って有志がWindows 7以降のドライバとアプリ開発をしています。

ドライバとアプリの開発ページ
https://github.com/EarthwormO/ew-ergodex-dx1-driver/wiki

で、実際私もWindows7以降こちらのお世話になっていて、Windows10にアップグレード後も問題なかったのですが、あるタイミング(特定のWindows Update適用後と思われる)で、全く動かなくなりました。 症状としては、

  • LEDが全く点灯しない
  • もちろんキーを押しても何も起きない
  • キーのプログラムを行うツールは普通に動いている(ように見える)
  • デバイスを抜き差しすると、いつもの「テデン」という音がする
  • 分解して中をのぞいても、表立った故障個所は無い

ということで、デバイス削除から再インストールをしようと、デバイスマネージャを見てみたら、黄色の「!」がついていました。 これかと思いドライバの更新をすると、「サードパーティのINFにデジタル署名情報が含まれていません」というエラーでインストールできません。 調べてみると、どうやらデジタル署名がINFファイルにも必要に(どこかのタイミングで?)なった模様で、それが提供されていない模様。 これに対する解決法としては二つであります。

  1. デジタル署名が無いデバイスドライバを強制的にインストールする
  2. 自分でデジタル署名をしてしまう

方法1は前例が多くあるらしいのですが、色々と手順が面倒なのと、再起動の毎に何か行う必要があるらしく、面倒なので方法2で行くことにしてみました。

参考にしたページはこちら:
http://deploymentresearch.com/Research/Post/268/Sign-your-unsigned-drivers-Damn-It

この記事はWindows7を念頭に書かれているので、インストールするソフトウェアが若干違いっていて、以下のページにある「Visual Studio Community 2015」と、「Windows Driver Kit (WDK) 10」を導入しました。
https://msdn.microsoft.com/en-us/windows/hardware/dn913721.aspx

手順は大体同じでしたが、各種実行ファイルの場所が違っていて、大体Program Files (x86)以下、Windows Kits\10\binのx86またはx64の下にあります。それ以外は特に問題なく最後まで進み、wudf.catというセキュリティカタログ(証明ファイル?)が生成できました。

しかし、この状態でドライバをインストールしようとすると、最初とは違うエラーになりました。

ここで、wudf.catファイルをダブルクリックすると、「このセキュリティカタログは有効ではありません」とあり、その理由は証明書(オレオレ証明書)が信頼されたルート証明機関にないということで。 確かにそれはそのはず、なので証明書をインストールして、無事デバイスインストール完了。 その後、デバイスをUSBポートに差しなおして、ツール起動してマクロ登録して(この際最新番のドライバに更新)、めでたく今まで通りDX1が動くようになりました。